コロナで変わる価値観と仕事~コロナ後の採用活動に向けて~
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。2020年6月現在世界中で1800万人を超える感染者数を記録しており、死者数も68万7000人を超えています。
日本も3万人を超える感染者数、1013人を超える死者数を記録している最中です。
新型コロナは経済にも大きな影響を与えています。企業の採用活動も大きな影響を受けていて、今後採用方式を見直す企業も出てきそうです。今回はコロナ後の世界で、採用活動はどのように行われるのかについて詳しく解説していきます。
新型コロナウイルスにおける採用活動への影響について
新型コロナによって、採用活動にどのような影響が出ているのか気になるところでしょう。ディスクというリサーチ会社は日本全国の主要な企業1万4000社弱を対象に、2021年卒業見込みの学生を対象にした採用活動への影響について調査しました。2020年3月終わりに調査を行っているのですが、すでに影響が出ていることがわかります。
9割弱が影響を受けている
まず新型コロナ感染拡大による採用活動の影響について率直にアンケートをとったところ、「かなり影響がある」が46.3%、「やや影響がある」も42.2%と占めました。合計すると88.5%と9割弱の企業が程度の大小こそあれ、影響を受けていることがわかりました。規模別でみると1000人以上の大手は特に影響が強く、56.4%が何らかの影響を受けています。業種別でみると、ITと商社・流通が大きな影響を受けていることも判明しました。「かなり影響がある」と答えたのはITで53.5%、商社・流通も49.2%と半分前後が影響を受けています。
採用活動への影響
採用活動の3月下旬時点の現状についてもリサーチしています。その中で「予定通り進めている」と答えている企業は全体の2割強でした。最も多かったのは、「進めているけれども一部見併せている」という答えです。全体の47.7%と半分弱を占めています。この調査を行ったのは3月下旬のことで、まだ緊急事態宣言が出る前の段階です。緊急事態が出された後の現在では、もっと多くの企業が影響を受けている可能性も十分考えられます。
Webを活用する企業も増加している
新型コロナの流行に伴い、できるだけ接触しない形の採用活動を導入しているところも増えています。例えば今回の問題でWebセミナーを新たに導入したと答えている企業は34.0%でした。ちなみにコロナの問題の有無に関係なく、もともと実施予定だった企業も16.3%ありました。つまりWebセミナーを導入しているところは、今回の調査で50.3%と過半数を占めています。
Webセミナーを実施する企業に対して、「コロナ収束後も実施したい」と答えたのは57.3%でした。6割近くが本格的な導入を検討しているわけです。アフターコロナという言葉も出てきていますが、採用活動にも変化を及ぼす可能性は大いにあるでしょう。
アフターコロナにおける採用活動
新型コロナの出現によって、企業の採用活動は大きく変化しつつあります。アフターコロナで主流になってくると思われる採用活動について以下にまとめました。
対面方式は極力少なく
これまでの採用活動は企業説明会から面接に至るまで、すべて対面方式で行ってきた企業が大半だったはずです。しかし感染リスクを考えると、今後取りにくい方式になるでしょう。面接は対面方式で話をするので、飛沫による感染リスクがあります。説明会は特定の場所に多くの学生を集めて実施するところが多いでしょう。感染リスクが高いといわれる「三密」は避けられません。有効なワクチンや特効薬が開発されていない現状、対面方式はおすすめできません。
オンラインを充実させる方向
そこで注目を集めているのが、オンラインを活用した採用活動です。テレビ番組などでリモート出演も増えていますが、別々の場所からカメラやマイクを使ってオンラインでコミュニケーションをとる方式です。これなら企業は会社から、学生は自宅から採用試験や説明会に参加できるので感染リスクを大幅に低下できます。
オンラインを導入するメリット
これからの求人募集では、オンラインを積極的に導入するのがおすすめです。Webを活用することで、企業にさまざまなメリットのもたらされる可能性が高いからです。具体的にどんな利点があるかについて以下にまとめました。
幅広く人材を募集できる
オンラインで採用試験を実施すれば、日本全国から幅広く人材を集められます。会社にまで来てもらう必要がないからです。パソコンとネット環境が整っていれば、どこからでも気軽に参加できます。より多くの学生が応募することで、自分たちが望む人材を獲得できる可能性が高まります。インターネットは世界中とつながります。場合によっては、よりグローバルに人材を獲得できるかもしれません。
企業のアピールにつながる
今回のコロナ騒動によって、学生の企業選びも基準も変わってきているといいます。マイナビが来春卒業予定の大学生と大学院生約2200人を対象に企業選びのポイントについて、4月下旬に調査しました。その中で最も重要なポイントとして、「在宅勤務など新型コロナ対策を実施しているか?」を上げた学生が実に40.7%に達しました。「コロナ感染対策をしていない会社には入社したくない」という意見が多数派になりつつあります。オンラインを活用してできるだけ接触しない、感染リスクを最小限にしていることをアピールすれば、学生の応募者数を増やせる可能性は大です。オンライン活動していることが、企業のPR活動にもつながっていきます。
モンテックのPPA適性テストやIQテストを導入して感染対策をしよう
新型コロナによる感染対策は、今後しばらくは続けていかなければならないとみられています。第二波、第三波が今後来る可能性も、十分に考えられるでしょう。ワクチンが開発され、世界中で広く使える状況になるまで時間がかかり、2021年開催予定の東京オリンピックの時まではまず間に合わないだろうとみる向きも多くなっています。そのため、第一波が去りかけている今のこのタイミングで、オンラインによる採用活動の導入をしたほうがいいでしょう。
採用試験の中で、適性テストやIQテストを行っているところも多いのではないでしょうか。従来は学校の試験のように会社に来てもらって、机を並べて行う方式でしょうか?しかしこれはどうしても感染リスクを高めてしまいます。モンテックのPPA適性テストはオンラインで実施できるので、自宅から受けられます。感染リスクを低減でき、受験生の安全性も担保できます。
実績のあるPPA適性テスト
モンテックの提供する適性テストは、半世紀以上の歴史があります。そして3万人以上がこれまで受験しました。PPA適性テストの良いところは、それぞれの隠れた潜在能力を見つける試験である点です。つまりより会社に貢献してくれる人を志望者の中から見つけ出せるわけです。またこの適性テスト、採用以外にもどの部署に配属させるか、誰を昇進させるかを判断するための参考資料になります。社員それぞれに合ったキャリアアップのプランも提示できます。それぞれの社員の能力を最大限引き出すことで、作業効率を高め、企業実績の向上にも寄与するでしょう。